地震後の相場で乱高下 [IPO情報]
先週IPO株は明暗が分かれた。
3銘柄が上場。
東北地方太平洋沖地震の影響で、アイディホームが昨年来ワースト1位の下落率を記録した。
同社株は値決め後に同業最大手による減益見通しが出されたことや、地震による相場下落まっただ中の上場となったことで、買い手不在に陥った。
不安心理にかられた投げ売りも多くなり下落幅を広げた。
一方、同日に上場した島根銀行は上昇スタートとなったが、買い手が多かったというよりは売り手が少なかった印象。
島根銀の地元地域にある支店に多く配分されたことや配当利回りが高いことから、長期志向の投資家が多かったとみられる。
ただ、両銘柄とも初値後の値動きでは、ともに初日に一時ストップ高を付けた。
こうした先例に影響されたのか、18日上場したアイ・アールジャパンは小幅ながら上昇スタート。
地震前の値決めだったことを踏まえれば、かなり上出来な結果だといえる。
一方、今週に上場するはずだったラクオリア創薬は公開価格の発表が予定されていた15日に、上場延期を発表した。
延期の理由は「地震と株式市況などを総合的に勘案」とのこと。
同社は赤字の創薬ベンチャーで資金ニーズがことさら高い。
にもかかわらず上場を延期した背景には、地震とブックビルディングが重なったことで、公開株をさばけるほどの需要を集められなかった可能性がある。
上場承認が下りてから延期や中止を決めるのは、08年10月予定されていたトライウォール以来のことで2年5カ月ぶり。
当時はリーマンショックという背景があり、やはり相場が不安定な時期だった。
同社の後には4月に2社が予定されている。
値決めはまだ先だが、相場水準が下落しているため、調達資金も当初想定よりは集められないだろう。
今後は上場を見合わせる企業が続く可能性もありそうだ。
3銘柄が上場。
東北地方太平洋沖地震の影響で、アイディホームが昨年来ワースト1位の下落率を記録した。
同社株は値決め後に同業最大手による減益見通しが出されたことや、地震による相場下落まっただ中の上場となったことで、買い手不在に陥った。
不安心理にかられた投げ売りも多くなり下落幅を広げた。
一方、同日に上場した島根銀行は上昇スタートとなったが、買い手が多かったというよりは売り手が少なかった印象。
島根銀の地元地域にある支店に多く配分されたことや配当利回りが高いことから、長期志向の投資家が多かったとみられる。
ただ、両銘柄とも初値後の値動きでは、ともに初日に一時ストップ高を付けた。
こうした先例に影響されたのか、18日上場したアイ・アールジャパンは小幅ながら上昇スタート。
地震前の値決めだったことを踏まえれば、かなり上出来な結果だといえる。
一方、今週に上場するはずだったラクオリア創薬は公開価格の発表が予定されていた15日に、上場延期を発表した。
延期の理由は「地震と株式市況などを総合的に勘案」とのこと。
同社は赤字の創薬ベンチャーで資金ニーズがことさら高い。
にもかかわらず上場を延期した背景には、地震とブックビルディングが重なったことで、公開株をさばけるほどの需要を集められなかった可能性がある。
上場承認が下りてから延期や中止を決めるのは、08年10月予定されていたトライウォール以来のことで2年5カ月ぶり。
当時はリーマンショックという背景があり、やはり相場が不安定な時期だった。
同社の後には4月に2社が予定されている。
値決めはまだ先だが、相場水準が下落しているため、調達資金も当初想定よりは集められないだろう。
今後は上場を見合わせる企業が続く可能性もありそうだ。
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