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江戸いろは歌留多に学ぶ(その1) [投資の心得]

今でこそほとんど見られなくなりましたが、昔は正月といえば子供たちはカルタ取りに興じたものです。

このカルタ取りでは、「百人一首」が現在でもよく知られていますが、「江戸いろは歌留多」は、いろは47字に京を加えた48字を頭文字にして、ことわざやたとえを詠んだカルタです。

1774年に京都で刊行された「児童教訓伊呂波歌」が始まりとされています。

この最初の1枚として有名なのが、「犬も歩けば棒にあたる」です。

2枚目が「論より証拠」です。

このほか、今でもなんとなく使われている言葉としては、「花より団子」、「紺屋の白袴」、「飛んで火に入る夏の虫」など数多くあります。

いずれも故事来歴のある言葉で、もっともだと肯ける言葉ばかりですが、この「江戸いろは歌留多」の言葉には、株式投資の心得として通用する言葉がたくさんあります。

これを幾つか紹介してみましょう。

「犬も歩けば棒にあたる」という言葉も、株式投資の心得として大切なことを教えています。

「犬も歩けば棒にあたる」の本来の意味は、「余計なことをすると、つまらない災難にあう」ということですが、現代では「身体を動かしていれば良いことがある」といった意味でも使われています。

本来の意味を株式投資に当てはめますと、ただ他人に薦められたり、単なる思いつきで投資したり、また株価の動きだけに惑わされて我慢しきれずに投資することは、怪我のもとになるということを教えています。

これに似た格言としては、「雉(きじ)も鳴かずば撃たれまい」という言葉があります。

こうした投資は「飛びつき買い」とも言いますが、確かな裏づけのない投資は成功確率が低く、失敗することが多いものです。

「飛びつき買いは怪我のもと」だと戒めなければいけません。

現代流の解釈を当てはめますと、「家の中であれこれ考えるよりは、外に出て町を歩いて見ることが、株式投資の材料に巡り合える」ということになります。





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ケイ

かるたって漢字で「歌留多」って書くんですね。
漢検準2級持ってますが、初めて知りました。


by ケイ (2011-04-26 17:17) 

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