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今週の為替相場展望 [為替情報]

今週5月2-6日週の為替相場は、引き続きドル全面安の深度と調整のドル反発を見極める展開となる。

前週はドル安が継続。

米FOMCで金融緩和策の長期化が示唆されたことや、景気見通しが下方修正されたことなどが悪材料となった。

米国の経済指標も伸び悩みが目立ち始めている。

バーナンキ議長は29日、「米経済は深刻なリセッション(景気後退)から完全には回復しておらず、住宅市場が雇用回復の足かせとなっている」との認識を示したばかりだ。

結果、米国債金利の低下(債券価格は上昇)、経済ファンダメンタルズの弱さなどがドルの再下落を促しやすい。

さらに米議会では債務上限の引き上げ問題や財政再建策を巡り、与野党の対立が続いている。

財政政策に縛りが掛かっている分だけ、米当局は金融緩和の長期化とドル安黙認により、景気を下支えせざるを得ない、との見方も浮上してきた。

もっとも米国の成長鈍化は、資源エネルギー需要の先細りを示唆するものだ。

加えて世界全体の経済も抑制するため、グローバルなリスク選好相場(=ドル全面安)の行き過ぎには歯止めを掛けていく。

しかも例年、5月中旬にかけては海外ヘッジファンドなどの機関投資家から、「6月末の半期決算」から逆算した投機ポジションの手仕舞いや利益確定などが入りやすい。

何らかの材料を契機として、ドル調達キャリー取引の巻き戻しによる世界株安、資源安、ドル全面高、欧州通貨安、資源通貨安という逆流反転が起きるリスクは警戒されるだろう。

その場合、ドル/円ではドルを支援する反面、クロス円で欧州通貨や資源通貨が連れ安に作用(円高)。

リスク回避の円全面高がぶり返す可能性も残されている。

しかも今週に限れば日本市場で連休が続く。





過去の季節要因として、日本の大型連休中にはドル/円、クロス円で投機的な円買い仕掛けが盛り上がりやすい。

もっとも今年2月までと異なり、日本では先行き貿易黒字が減少していく。

震災・原発被害や電力不足などによる経済打撃も深刻だ。

リスク回避や安全逃避を材料とした円買いの根拠が薄れつつある。

短期的には内外で積み上がっている投機的な円ショート(売り持ち)と外貨ロング(買い持ち)のポジション整理が円高・外貨安の波乱をもたらす場面はあっても、その範囲を超えた持続的な円買い・外貨安のトレンド形成は抑制されそうだ。

同時に円全面高の波乱となると、日銀の追加緩和や「G7お墨付き」による日本単独の介入の思惑が台頭。

ドル/円、クロス円ともに中長期スパンでの外貨の押し目買い(円の戻り売り)をサポートする可能性が残されている。

今週の注目材料は6日の米雇用統計など。

ちょうどテクニカルではドル/円、クロス円ともに、日足・一目均衡表で先行きを示す先行スパンの雲が3-4日にかけて急降下している(外貨安を示唆)。

そのあとで再上昇という「V字型」となっており、単発的な外貨安・円全面高の波乱と反動揺り戻しの外貨高・円全面安という乱高下を招く可能性も消えていない。

経済指標・イベント解説(時間は全て日本時間。予定・未定を含む)

<2日・月>
10:30 豪1-3月期住宅価格指数
(豪州の住宅市場は成長ペースが鈍化)
16:30 スイス4月SVME購買部協会景気指数
(通貨高でもスイス経済は底堅さ。スイス・フランをサポート)
18:00 トリシェECB総裁、講演[フランクフルト]
(短期的なインフレ警戒姿勢は織り込み進展。ユーロ高牽制の強まりが波乱)
21:30 加3月鉱工業製品価格
(米国と同様に物価上昇は限定。カナダ・ドルの上値を抑制)
23:00 米4月ISM製造業景況指数
(地区連銀の景況指数は4月も改善維持。資源高などによる伸び悩みが波乱)

<3日・火>
07:45 NZ・1-3月期平均時給
(前週に中銀は金利を据え置き。経済と物価の上向きには慎重姿勢)
13:30 豪中銀、政策金利発表
(通貨高が引き締め効果となり、早期利上げの必要性が後退。調整の豪ドル安に警戒感)
18:00 ユーロ圏3月生産者物価指数
(資源高などで物価は高止まり。ユーロを下支え)
19:00 英4月CBI流通取引調査
(資源・食料価格の上昇で成長ペースが鈍化も)
23:00 米3月製造業受注指数
(耐久財受注は3月に3カ月連続増加の底堅さ)

<4日・水>
17:00 ユーロ圏4月総合PMI
(改善は持続も織り込み進展)
17:30 英4月建設業PMI
(欧州経済の好調さがサポート要因)
18:00 ユーロ圏3月小売売上高
(改善は持続。ただしユーロの好材料には短期的な満腹感も)
21:15 米4月ADP雇用統計
(週間の新規失業保険申請件数では雇用回復のペースが鈍化)
23:00 米4月ISM非製造業総合指数
(資源高や住宅伸び悩みなどで急回復のペースは鈍化)

<5日・木>
07:45 NZ・1-3月期雇用統計
(前週の中銀は金利を据え置き。経済成長に慎重姿勢)
10:30 豪3月住宅建設許可件数
(2カ月連続の大幅低迷の反動増が焦点に)
17:30 英4月非製造業PMI
(資源や食料の上昇が回復ペースを抑制)
20:45 欧州中銀、政策金利発表
21:30 トリシェECB総裁、定例記者会見
(インフレ警戒姿勢の強まりが焦点。ユーロ高牽制のトーン次第では調整のユーロ安波乱)
21:30 米新規失業保険申請件数
(6日の雇用統計の参考に。最近は連続で悪化=申請は増加の傾向)

<6日・金>
17:30 英4月生産者物価指数
(資源高による上振れが焦点。根強い物価上昇が先行きの利上げ観測をサポート)
18:30 キング英中銀総裁、講演[フィンランド]
(資源高による物価上昇と緊縮財政や住宅低迷による景気懸念の「関心度合いの優劣」焦点)
21:30 米4月雇用統計
(週間の新規失業保険申請は雇用回復ペースが鈍化。中央と地方政府のリストラも下振れ要因)





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ブランド激安市場

はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
また時間を見つけて、遊びに来させて頂きますね
by ブランド激安市場 (2011-05-03 22:05) 

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