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1日の東京市場 [東京市場]

1日の東京株式相場は4営業日ぶりに反発。

米国の債務上限引き上げ交渉の合意で円高警戒感が和らぎ、企業業績の底堅さも評価された。

銀行など金融株中心に買われ、ファナックが最高値となるなど輸出関連株も上昇、東証1部33業種はすべて高い。

TOPIXの終値は前週末比10.33ポイント(1.2%)高の851.70、日経平均株価は131.93円(1.3%)高の9965.01円。

日経平均は、心理的節目の1万円を3日ぶりに回復する場面もあった。

東証1部の売買高は概算で19億2123万株、売買代金は同1兆2945億円。

値上がり銘柄数は1230、値下がりは313。

米国のオバマ大統領は米時間7月31日夜(日本時間8月1日午前)、上下両院の民主・共和両党指導部が債務上限の2兆1000億ドル(約163兆円)の引き上げと今後10年で最大2兆5000億ドルの財政赤字削減で合意した、と発表。

これにより、デフォルト回避が可能になると述べた。

大統領の発表を受け、為替市場ではドルが対円で上昇し、2日ぶりの一時78円台前半まで反発。

日本時間今夜の米国株の動向を探る上で目安となるシカゴ24時間電子取引システム(GLOBEX)の米S&P500 種指数先物は、基準価格比1%超と堅調に推移した。

合意に対する米格付け機関の評価を見極めたいとのムードは残ったが、今晩の米国株反発への期待感が日本株を支援した。

幅広い業種が高くなる中、TOPIXの上昇寄与度と業種別上昇率でともに首位となったのが銀行。

先週末に4-6月決算を発表した三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループについて、野村証券では「ポジティブサプライズ」だと指摘。

金融市場に対する不安感が後退する中、業績安心感も株価を押し上げた。

このほか個別では、TOPIXの押し上げ寄与度で2位、日経平均で1位となったファナックが1999年12月29日に付けた上場来高値1万4900円を更新した。

金融株やファナックといった工場自動化関連銘柄は、「野村日本割安金融1108」や「野村日本産業イノベーション関連株1108」など、きょう新規設定されたファンドからの資金流入観測も、堅調な値動きを助長した一因だった。

株価指数は取引終了にかけてやや伸び悩み。

為替市場ではドルが上昇後、対円では午後に入り77円台半ばでややドル反発の勢いが鈍化した。





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ケイ

こんにちは。☆
by ケイ (2011-08-02 16:49) 

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