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第1号は変わらず [IPO情報]

先週はマックスバリュ(MV)九州の上場承認があった。

年明け第1号となるリフォームスタジオは、20日に仮条件が発表される予定だったが、上場延期を発表した。

2月の上場社数は差し引き1社のまま変わらず。

第1号は18日に新たに承認されたMV九州ということになった。

また、みずほ証券は、年末に同じく上場延期を決めたキューアンドエーと2連続で主幹事案件を失ったことになる。

興味深いのはリフォームスタジオ、MV九州ともにイオン子会社ということだ。

イオンはかつて子会社上場を積極的に進めていた。

ただ、ここ数年は子会社上場を取りやめていた上、親子上場の解消ブームもあり、一部ではイオン子会社群には株式公開買い付け(TOB)期待さえ渦巻いていた。

年明けから立て続け2件の子会社上場承認は、裏を返せばイオンは親子上場を続けるとのメッセージを市場に送ったことにほかならない。

リフォームスタジオ、MV九州それぞれの株を保有する兄弟会社の株価は、持ち株が上場するにもかかわらず軒並み軟調に推移した。

市場で理解し難い資本政策を嫌ってか、親会社の株自体もさえない。

兄弟会社の上場延期を受けMV九州は今後、上場が実行できるか自体も焦点になりそう。

取り仕切る主幹事は異なり、野村証券となるため同じ結果になるとは限らないが、事業内容である食品スーパーは市場で関心が高いとは言えない。

同じ「マックスバリュ」では2004年7月に上場した東海以来だが、同年はイオン子会社だけで3社が上場した。

上場の成否はイオン未上場子会社の行方も占うことになる。

主幹事としては今後の案件獲得のためにも、是が非でも成功させたい案件ということになるだろう。


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