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ライフネットなど3社が承認 [IPO情報]

2月第2週は3銘柄の新規承認、今年第1号銘柄となるマックスバリュ九州の公開価格決定があった。

新規承認されたなかには、かつてより年度内の上場が観測されていたライフネット生命保険がついに入った。

そのほかでは、工具商社の大阪工機とコンテンツ配信のエムアップが承認された。

これで3月の上場数は5社となった。

また、MV九州はブックビルディング段階で目立った盛り上がりを見せなかったが、中小型株の回復なども手伝ったのか公開価格は仮条件上限で決まった。

本来なら先週は既に第1号として上場するはずだったリフォームスタジオと同じイオン子会社だが、懸念された事態には陥らなかった。

九州は九州新幹線の全線開通や、距離的に近いアジアとの交流などにより地域経済は活気づいている。

一方、決算発表シーズンということから、12月に上場した銘柄などは上場後初の決算発表を迎える銘柄が出始めた。

本決算ではダブル・スコープがそれに当たる。

2011年12月期は営業利益13億円と上場承認時に公表していた予想12.8億円をやや上回った。

2012年12月期は前期比59%増の20.8億円と引き続き高い成長を予想している。

ただ、新規承認時に公表していた計画の24億円は下回り、事実上の下方修正とも取れかねない。

なお、主幹事を務めたSMBC日興証券が7日に発行リポートでは、22億円と予想していた。

IPOした企業の多くは、45日ルールギリギリに決算を発表するため、今日14日が集中日になる。

12月決算ではネクソン、サンセイランディック、リブセンス、日本管理センター、シンバイオ製薬などがある。

ネクソンは7日付の日本経済新聞に上振れ観測の記事が載ったが、2012年12月期については「増益となる公算が大きい」とあっただけで具体的な数値はなかった。

株価はTOPIX組み入れ直前から戻り基調なだけに、公開価格奪回の足掛かりとできるかどうか。


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