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ニューヨーク外為市場 [為替情報]

23日終盤のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが急伸し、対ドルで2カ月半ぶり、対円で3カ月半ぶり高値をそれぞれ更新した。

2月の独IFO業況指数が7カ月ぶりの高水準をつけたことが追い風となっており、欧州委員会がユーロ圏の2012年経済成長見通しを下方修正した影響を打ち消した。

ユーロ/ドルはこの日、昨年10月下旬以来初めて100日移動平均線を上回って取引された。

予想を上回る独IFO業況指数を受け、ドイツ経済に対する楽観的見方が広がった。

ただ欧州委が2012年のユーロ圏域内総生産(GDP)成長率をプラス0.5%からマイナス0.3%に下方修正し、ユーロ圏が過去3年で2度目のリセッション(景気後退)に向かっているとの見方を示したことが重しとなり、ユーロは押し戻される場面もあった。

午後終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.9%高の1.33654ドル。

一時は電子取引システムEBSで、昨年12月12日以来の高値となる1.33747ドルをつけた。

またユーロ/ドルの1カ月の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は9.76%と、昨年4月22日以来の水準に低下した。

対円では一時、昨年11月9日以来の高値となる106.999円に上昇し、107円台目前に迫った。

直近では0.4%高の106.980円で推移している。

日銀の追加緩和を受け、円は売られやすい地合いが続いている。

ドル/円は0.4%安の80.005円。

前日は約7カ月ぶり高値となる80.406円をつけていた。

ただドル/円がピークをつけた兆候はまだないとアナリストは指摘しており、今後も上値を伸ばす可能性がある。

次のターゲットは81.63円近辺とみられている。

一方、ドルはスイスフランに対して0.90120フランに下落し、3カ月半ぶりの安値をつけた。

ユーロも対スイスフランで下落し、1.2055フラン。


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