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損得に影響する精神面の違い [投資の心得]

スポーツの世界で、「心・技・体」という言葉がよく使われています。

この充実こそが勝利の条件といわれています。

如何に技が優れ体力が充実していても、心理面のたくましさがなければ勝てないというのです。

この考え方は株式投資にも通用することです。

技は投資技法や投資に関する研究心と考えればよいでしょう。

体は投資力ということになるでしょう。

普通は投資力が十分で研究熱心ならば、勝利は間違いなしと考えてしまいます。

ところが、この二つの条件が整っているのに、なかなか成果が上がらないケースが多いものです。

その理由は心の部分が欠落しているためです。

心とは精神面を指しています。

多くの投資家をみていますと、投資経験は豊富なのに儲かったケースがあまりみられない人もいます。

一方で投資経験からすれば1軍半並みでしかないのに、好成績を上げている投資家もいます。

株式投資では儲かるタイプと損をしやすいタイプがあるということです。

この二つのタイプにはそれぞれ共通している点があり、これを左右しているのがまさに心の部分なのです。

儲かるタイプの人をみますと、共通点の第一として挙げられるのが、悲観が強い時に逆に強気の感覚を持てる人だということです。

「万人が弱気なら買いのタネを蒔け」と相場格言が語っていますように、総悲観の時は買いのチャンスです。

しかし、人間には弱気心があるもので、総悲観の時はやはり弱気になってしまいがちです。

このような時に強気になれるたくましい精神力の持ち主が成功しているのです。

過去を振り返ってみて、相場が底を打った時点での投資家一般の心理を思い出してみましょう。

そこでは弱気心理が充満しており強気になれた人は少なかったはずです。

しかし、そこで強気になっていれば成功したことは明らかです。

第二は第一の逆になりますが、万人が強気でマスコミも買い信号を鳴らしているような買わなければ損という空気が充満している時に、さっさと利食いする勇気がある人です。

皆が強気ですから、もう少し持ち続けてみようと考えるのが人情というものです。

ところが、こうした時が相場の転換点になりがちなのです。

売り損ねて儲けを少なくし、状況によっては損に転換することになりかねません。

IT人気のピーク時点を思い出せば納得できることです。

この二つの例にみるように、流れに引っ張られない勇気と決断力こそが相場に勝利するための心の部分と考えればよいでしょう。

これに加えて感情に流されない冷徹さ、損得の計算を忘れる遊び心などが挙げることができます。

こうした共通点と自分の心の部分を照らし合わせて、十分に儲ける適性を備えていると考えれば自信を持つべきですし、欠ける面があれば何に注意すべきかを考えてみることが重要です。

こうした認識を持つことだけでも成果は違ってくるはずです。


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