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2013年のIPO [IPO情報]

先週から早くも2013年の上場承認が始まった。

まずバイオベンチャーのメドレックスが承認。

続いて買取王国とビューティガレージの計3社が決まった。

2月は「最終的には4~5社が上場する見通し」だという。

なお、年明けの上場第1号に赤字企業が来るのは、2005年のメディシノバ以来だ。

長らく鬼門のセクターとも言えたが、昨年12月に上場した2社はいずれもセカンダリーが堅調と風向きが異なる。

赤字ではないがユーグレナは値を飛ばし続けており、公開価格の10倍高が目前に迫っている。

かつてドリコムやガンホーといった銘柄に代表されるIPOバブルを思い出さずにはいられない現象が起こっている。

今年は年間の上場数は昨年より14社多い60社程度が今のところのコンセンサスとなっている。

バブルといっても2007年までに見られた年間100社以上といったペースには及ばないが、着実に回復する見込みだ。

おおむね上半期は30社程度が既に確実視されているようで、特に年度末となる3月は昨年12月に匹敵する上場ラッシュになる可能性が高いという。

今年上場が取りざたされている有名企業では、サントリー食品インターナショナルや西武ホールディングスがある。

後者は昨年も取りざたされたが、申請直前までいったことが報道され、焦点の株価についても相場が上昇していることから実現性が高まる。

その他オイシックスやタマホーム、ジョイフル本田が挙がっている。

万年候補ということでは足利HDがあるが、昨年12月の上場が観測されたことがあり、ずれ込みとなる年度内上場が実現するのか注目される。

もともと東証1部直接上場が狙える企業は、万年候補になっていることが多いが、相場上昇で実現数は増加する可能性が高い。

これまで流れたツバキナカシマといった企業も再挑戦が考えられる。

なお、リクルートホールディングスも昨夏に上場準備が報道されたが、メドは「2013年度内」とされており年内候補としては微妙なところだと言える。

ただ、増えると言っても景気自体が低迷している今、上場数増加の原動力になるのはやはり上場基準の緩和。

既に承認された3社ではメドレックスはそこそこの規模だが、残りの2社は5億円未満の規模でしかない。

相場上昇で業績規模以上に公開規模は底上げされるかもしれないが、業績が不安定な段階で出てくる企業は多くなる。

長期投資の際は他の銘柄以上に、しっかりとした監視が必要となる。



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